【次回入荷のお知らせ】
次回入荷は令和6年11月の予定です。
再入荷のお知らせにご登録いただければメールにてお知らせいたします。
Facebook・Instagram・LINEでも告知いたします。
ご登録はこちら
↓
銅食器のといえば、鎚あとの美しさが魅力のひとつ。
銅板を金鎚で叩いて形を作り上げる「燕鎚起銅器」(つばめついきどうき)は、燕市に江戸時代から継承されてきた伝統的工芸だ。
新潟県燕市は、間瀬銅山から良質な銅が採掘でき、素材の入手が容易だったため、江戸時代から銅製品がさかんに作られてきた。
「燕鎚起銅器」の製法は、大きく分けて二つの工程からなる。
柔らかな座布団の上に置いた銅板を叩き、凹ませることで叩いた箇所の周囲を立ち上げる「打ち起こし」。
打ち起こした銅板を「鳥口(とりぐち)」という鉄製の棒に引っ掛け、角度を変えながら叩くことで形を整える「打ち絞り」。
鍛金(たんきん)と呼ばれる職人によって、一枚の銅板からひとつひとつ手作業で作り出されるやかんはまさに一点ものといってもよいい。
銅は熱伝導率がよく、調理道具としては最適な材料だ。
熱の回りが早くさらに熱の伝わり方が均等なので、ムラなく調理できる。
持ち手の部分はつる巻き仕上げになっていて安心だ。
ぽってりとした丸みがなんともいい。
ロゴの打ち方も楚々として美しい。
燕鎚起銅器はシンプルなデザインと機能性に優れ、100年もつ耐久性が海外でも人気だ。
まさに一生もの、いや孫子の代までか。
銅食器は、使い込むうちに飴色に変化し、独特の輝きと渋みを持つようになる。
それぞれの暮らしとともにそれぞれの暮らしに馴染んだ古色へと変化する。
築100年の古民家で、この先100年のお付き合いがいま始まった。
【商品詳細】
表面加工 錫焼付け加工
内面加工 錫加工(錫の手引き処理)
材料の種類 本体/銅 持ち手/つる巻仕上げ
底の厚さ 1.0mm
満水容量 1.8L
¥100,000(税込¥110,000)
【ご購入の前にお読みください】
・IHではお使いいただけません。
・食器洗浄機、食器乾燥機は使用しないでください。
・空焚きをしないでください。
・縁まで水を満たした状態で使用しないでください。
・取っ手の部分が熱くなります。ご注意ください。
・スチールたわし、磨き粉w使用しないでください。
【お手入れ】
・スポンジや柔らかい布で中性洗剤・お水・ぬるま湯で洗い、すすぎ洗いをしてください。
・高温多湿の場所は避けて保管してください。
富貴堂(新潟県燕市)
昭和20年、開業。江戸時代から継承されてきた伝統工芸品「燕鎚起銅器」を製造する。にいがた産業創造機構 IDSデザインコンペティションIDS 奨励賞をはじめ様々なデザインコンペやクラフト展などで多数を受賞歴を持ち、使い手に寄り添った用の美を追求する。