樹齢百年をこえる木曽さわらの貴重な柾目材(まさめざい)だけを使っています。
木曽さわらには優れた耐水性があり、また特に柾目材には高い吸水性があります。
炊きたてのご飯を入れると余分な水分を適度に吸い取りごはん本来のうまみと甘みを引き出し、香をたたせて適度な歯ごたえに整えます。
また木曽さわらは耐酸性も極めて高く、お酢を使う飯台にとても適した素材です。
【商品詳細】
サイズ 3合:(身)およそ直径180mm×高さ130mm、(蓋)およそ直径210mm×高さ40mm
5合:(身)およそ直径210mm×高さ160mm、(蓋)およそ直径240mm×高さ40mm
素材 木曽さわら、銅(タガ)
Made in Japan(長野県南木曽町)
【注意事項】
おひつに水をはるとほんの少しですが水漏れすることがあります。
これは木の伸縮を計算して作られているためで、おひつとしてお使いいただく上で問題なく使っていただけます。
触ったとき、おひつの表面がべたつく感じがしたら、それは天然木のヤニによるものです。
木ヤニは天然の樹脂です。
ヤニが同封の説明書や段ボールに黒い油じみを作ることがありますが、無害です。
ヤニを含んだ木曽さわらは、水に強く耐久性があり、抗菌効果もあります。
人体には無害ですので安心してお使いください。
木曽さわらは檜(ひのき)などに比べて香が少ないことから古くからおひつや飯台に用いられてきました。
それでも使い始めは多少の香がご飯にうつることがあるので、ご使用前の灰汁抜きをおすすめします。
●灰汁抜きの方法
米のとぎ汁で桶を満たして3時間そのままおいてください。
一回目のとぎ汁では足りない場合は、二回目三回目のとぎ汁をたして桶を満たしてください。
その後、とぎ汁を捨てて水洗いし、陰干ししてください。
※はじめ、そこから少し水漏れする場合があります。
キッチンの流し台などの水漏れしても差し支えない場所で行ってください。
●日々の使い方
お使いになる前に良く絞った布巾で内側を拭き上げてください。ご飯のくっつきを防ぎます。
使用後、たわしをかけるときは木目にそって水洗いを。
こびりつきは塩で擦るとよいです。
洗った後消毒用アルコール(エタノール)を霧吹きするとカビ・黒ズミ防止になります。
しっかり水切りして風通しのよい日陰で充分に乾かし、湿気のない所へしまってください。
しまう時は、蓋を開けて。
蓋を閉じたままにしますと、木ヤニがにじむことがあります。
長い間使わずにしまう場合は、綿布に包み温度変化が少なくて湿気のない所にしまってください。
東屋
いつも静かにそこにあり、たしかに役に立つ。
人のからだに、環境に、負担をかけずに作られたもの。
声高に主張せず周囲と調和するもの。
現代の生活様式に則って改良されが使いやすいもの。
使い終われば自然に還るもの。
優れた日本の名工がちによってつくられた、シンプルだけど使いやすく愛着をもって長く使える日用品を生み出しています。