ショップカードが新しくなったよ。

ちょっと時間が空いたなと思ったら、なるべく写真を撮るようにしています。
撮り溜めた写真の中から、ショップカードにちょうどいいなと思うものを選んで編集するのだけど、これがなかなか決まらない。
ショップカード用にテーマを決めて撮影したわけではなく、商品写真として撮影したり、たまたま撮影チャンスがあって撮ったものだったりするので、ショップカードにちょうどいいかと思うとそうともいえなかったりする。
じゃあ、撮影の時にあらかじめ考えて撮ればいいじゃんと思うんだけど、それが案外そうして撮影したものは後で見直すとボツになることが多い。
偶然撮った一枚とか何気なく撮った一枚こそ、後から見直すとキラリと光る何かを持っていたりする。
なにせ技術も知識もなにもない素人撮影だから、とにかくたくさん撮ってその中のたった一枚あるかないかの偶然の神回みないなものに頼る訳です。(笑)
そうしてショップカードを作成し続けて、今回ではや8代目。


先日、歴代の全種類をファイルしてくださっているお客様がいて、こんな写真で申し訳ないやらお恥ずかしいやら、でもめちゃくちゃ嬉しかったです。
やっててよかったって心から思える本当に嬉しい瞬間でした。
ファイリングしがいのある写真を撮れるようこれからも努力と勉強を重ねて頑張ります!
今回から裏面の紹介文を改善しました。
読みやすくよりシンプルに分かりやすく構成しなおしました。
よかったら店頭で、どうぞお持ち帰りください。


ごはんとおやつと暮らしの道具店コケット
大分県中津市京町1484-6
TEL 0979-22-8234
駐車場あり

駐車場をご案内しますのでスタッフにお声掛けください。
住所検索されますとまったく違う場所に案内されることがあります。
迷った場合はご遠慮なくお電話を。

この日は撮影日。

この日、秋冬商品の撮影日でした。
今年のモデルは、私の妹です。
大阪からわざわざ来てくれて、本当にありがとう!

姉妹で何かをつくるのは久しぶりです。
むかし、一時期ふたりとも実家のレストランで働いていました。
新しいメニューを考えたり、イベントを企画したり、そんなことを一緒にやったなあと懐かしい気持ちになりました。

振り返ると、私は20年前とやってることがあまり変わらない。
進歩してないような気がして嘆息するのですが、しかしクオリティは確実に上がっているなと、都合よく自分を慰めております。

雲一つない晴天の日、暑い中でウール100%のポケットショールの撮影は、なかなかたいへんでした。
軽衣料商品の撮影は、真逆の季節に行うことになるので、たいてい寒いか暑いかのどちらかです。

コケットのカフェ前で撮影していると、たまたまカメラ好きさんご一行様がご来店。
「ちょっと撮っていい?」
突然にわか撮影会が始まってしまいました(笑)

妹が着ているラプアンカンクリのポケットショールの入荷は10月下旬の予定です。
まだちょっと先ですが、気になった方は下記のページをどうぞ。

ポケットショール MARIA / LAPUAN KANKURIT

ポケットショール UNI / LAPUAN KANKURIT

ポケットショール PALAPELI / LAPUAN KANKURIT


 ごはんとおやつと暮らしの道具店コケット

大分県中津市京町1484-6
Tel:0979-22-8234
住所検索されますと全く違う場所に案内されてしまいます。
中津城を目安にお越しください。(中津城より徒歩1分)
お車で店頭までお越しください。
駐車場をご案内いたします。

「磁今 JICON」今村製陶さん 第二話【Coquette Talk On】

陶磁器の原料は石だ。
山から陶石を採掘し、それを粉にして水に混ぜる。
すると沈殿した部分と、粉が溶け込んだ上澄み液とに分かれる。
その上澄み液をろ過して、残った粉を粘土にする。

もともとの有田焼の原料は、有田市にある泉山という山で採掘される白い石だ。
1616年、この泉山を 朝鮮人陶工・李参平が発見し、日本で初めて陶磁器が誕生したといわれいる。

(記事中の表記、今村肇氏=今村、コケットのマスター高橋通泰=髙橋、筆者コケット高橋香=香、敬称略)

今村:でも僕の仮説はちょっと違ってて。
白い石は先に見つかってたんじゃないかと思うんです。
それで秀吉が朝鮮から技術者を連れてきたと思っています。

泉山は国指定史跡・泉山磁石場として保存されている。
この有田で、日本で初めて陶磁器が誕生して以来400年以上経つ。
”山”とはいうが、400年間掘り続けられた山は、もはや山の姿を留めていない。
現在、陶石の採掘は、ほとんど行われていない。
今の有田焼の原料となる陶石は、熊本県の天草陶石を使用している。
熊本の天草陶石は、有田泉山のものより白いという特徴がある。

今村:磁今ももちろん天草の陶石を使っています。
天草の山から採掘された石は、おもに4つの等級にわけられています。
作家さんは「特上(とくじょう)」、多くの有田焼の窯元は「撰上(えりじょう)」、大量生産品は「撰中(えりちゅう)」「撰下(えりげ)」を使います。
しかし、磁今は全くオリジナルの石を使っています。
昔から有田は高温の1300度で焼くことで「丈夫な割れない有田焼」を武器に器を作ってきました。
それが有田の職人のこだわりと自信です。
しかし僕は、石から変えて温度や釉薬もオリジナルのやり方をすることで「磁今」を生み出しました。

天草の山から採掘された石を、いわゆる良い石(耐火度の高い白い石)と良くない石(耐火度の低い茶色の石)の何種類かの等級にわけ分類された磁土をつくる。
良い石は昔から簡単に取れる所から採っていたため、現在の採掘場は良い石をとるために良くない石が大量にとれる。
しかし、たくさんと採れる良くない石によって採掘コストが上がる一方、良い石の価格はほぼ変わらないままで、事業の継続が危うくなっているのが現状だ。

良くない石と表現しているが、使い方によっては、これがとても良い石になるのだ。
今村氏は、ここに着目し、この「良くない石と呼ばれている良い石」が有田・波佐見地区でも多く使われるようになれば、無駄に陶石の山を掘る必要もなくなり、陶石を採掘する人たちも助かるのでは?と考えた。

そこで、低火度(1200度前後)で磁器化する磁土=「良くない石」を使い、それにあった釉薬を独自で開発し、あの磁今が生まれた。
素材感のある優しい風合いを持った「生成りの白」の誕生だ。

今村:有田焼はもともと1300℃で焼くんですが、僕はこれを1240℃で磁器化する磁土をあえて使うことで、独特の風合いを作っています。

:1240℃で焼くっていうのは、難しい技術なんですか?

今村:いや、焼くことそのものはそんなに難しいことではないです。
ただ、この有田では1300℃で焼くっていうことを当たり前としてきたので、それを変えるということがもしかしたら難しいことかもしれないですね。
1240℃で焼くためには絵具も釉薬もすべて変えなくちゃいけない。
僕はたまたま、磁今というブランドをゼロから立ち上げたので、それが可能だったんです。
有田焼の陶石の採掘現場では、わずかな良い石を掘るために多くの他の石を捨てている、というか放置している。
採掘コストがかさんで、このままでは廃業もあり得るという現状を前にして、やっぱり、この石を使うことには意味があるなと思ったんです。

:そのことでより持続可能なものになりますよね。
放置されているものに新たな使命が生まれるというか。

今村:でもだからといって、原料代が安いってわけじゃないんですよ。

高橋:えっ?!そうなんですか?

今村:誰も使わないもの、流通していないものなので、むしろコストがかかるんです。
原料代は「撰上」と同じなんです。

磁今の磁器は、いくつかの作り方で作られる。
デザインによって、それぞれの形状にあった作り方で作られている。

圧力鋳込み(あつりょくいこみ)
上下雄雌がある型に粘土を流し込み成形するやり方。
型に空いた小さな穴から粘土が入っていく。
いくつも重ねられた石膏型の中に、空気圧で粘土を注入する。
空気圧で押し出すから圧力鋳込み。
圧をかけるので土がすごく締まる。

今村:磁器は、このように石膏型を使った作り方が合っているんですね。
陶器はロクロで成形するのだが、陶器の土をこの石膏型のやり方で作ると粒子が荒く、鉄の分量が乱れる。
陶器の荒い土を石膏型に入れて作ることはできない。
陶器はむしろ手作りで作った方が素材感が引き立つ。
しかし、磁器はもともと素材感がないのが素材なので。

排泥鋳込み(はいでいいこみ)
石膏型にドロドロの水のような粘土を流し込む。

時間が経つと石膏が水分を吸って、約3ミリくらいの厚み部分が固まる。
中のドロドロ粘土を排出し、よく乾燥させると形になる。
この時点では、形になっているとはいえ大変やわらかい。

これを800℃で焼く。
すると写真のピンク色のようになる。

これに釉薬をかけて1200℃で焼くと写真の白いものになる。
はじめの石膏型に比べ、出来上がり品は15%ほど小さくなる。

:なるほどこんなふうにシステマティックに作られているとは思いませんでした。
しかも、何度も焼くんですね。

今村:作り方からみると磁器は本来大量生産に向いているんですね。
個性がないといえば個性がないんだけど、でも僕はそれはたんに磁器の特性だと思っていて、それを無理して手作りで作る必要はないと思うんです。
手作りは手作りの良さがある。
でも、お客さんに安くて良いものを買ってもらいたい。
そこをあえて手作りにして高いものにして買っていただくよりは、安く大量につくれるという磁器の特性を活かして、より広く楽しんでいただくほうがいいと思っています。
けして手作りの作家物も悪くはないんだけど、磁今としてはこの磁器の素材の特性を活かして作りたいんです。

今村:これは機械轆轤(ろくろ)っていう作り方です。
波佐見焼きは、轆轤(ろくろ)でもオートメーション化してもっと大量生産型にしているところもありますが、いわゆる窯業(ようぎょう)、器を作っているところは轆轤(ろくろ)で手作りしているところが多いですね。

左と右で微妙に形が変わっているのが分かるだろうか。
左が轆轤(ろくろ)を回してできたもの。
右が削りを施したもの。
アウトラインをよく見比べて頂きたい。
わずかに削って、シルエットに微妙な反りを加えているのだ。

今村:一歩間違えればふにゃふにゃしたものになってしまうんです。
キリッとさせたまま柔らかさを出す。
たぶん、うちにしか出来ないことだと思います。

磁今を磁今たらしてめているのは、この削りと釉薬だ。
型から出したものに丁寧な削り作業を施すことで、手作りのぬくもりと微妙な個体差が生まれる。
半ばオートメーションで作られているようで、しかし、しっかりと人の手を入れ、命を吹き込むのだ。

この方法は、たしかに効率的ではないかもしれない。
効率的に生産できる磁器ゆえにもっと企業的な窯元になることは可能なのだが、今村氏はそれを選ばないだろう。

磁今は、とてもデザイン性が高い。
それゆえ時に作家っぽく扱われることも多いらしい。
しかし、そんなとき、この半オートメーションの作り方から「作家じゃないじゃん、なに作家ヅラしてんの」的な評価を受けることもあるという。
これは今村氏にしてみれば、とんだとばっちりだ。
彼は純粋に、実直なものづくり人なのだ。
素材をよく知り、素材を活かしたものづくりをすることは、作り手として絶対不可欠な要素だ。
今村氏はいう。
「僕は社長業は得意じゃないんで、できればずっと作っていたいです。」

ものは人が作る。
まさに作り手の魂の結晶なのだ。

インタビュー第一話【Coquette Talk On】「磁今 JICON」今村製陶さん


ごはんとおやつと暮らしの道具店コケット

大分県中津市京町1484-6
Tel. 0979-22-8234
(金曜定休+不定休)
営業時間 11:00~17:00
#カフェのこと・暮らしの道具のこと

※ 中津城から徒歩1分
周辺に市営駐車場(無料)が多数あります。
カーナビで表示されない場合は、中津城を目安にお越しください。
迷った場合は、遠慮なくお電話を。

月桃茶/ババグーリ、撮影の日

昨日は定休日だったので、商品の撮影日でした。
コケットで最も人気あるブランドのひとつヨーガンレール/ババグーリの新商品の撮影です。
商品のもつイメージやコンセプトを崩さず、そこにちょっとだけコケットらしさのスパイスをふりかけて表現する。
そんな感じで進めるのですが、これがなかなか難しい。

多い日だと3000枚ちかく、少ない日でも500枚以上は撮影します。
この日は900枚でした。
撮影はおもにコケットのカフェ店舗内で行います。

この日撮影した新商品の月桃茶。
漢方薬としても扱われるショウガ科の月桃の実を自然乾燥させたお茶です。
ヨーガンレールさんとゆかりの深い土地、沖縄県石垣島の月桃の実です。
月桃の実をお湯にといて飲む、とてもシンプルなハーブティーです。

月桃は、日本では沖縄で古くから親しまれている植物で、沖縄では野山に自生していたり、庭先でもよく月桃の花が咲いているのが見られるそうです。
赤ワインの34倍ものポリフェノールが含まれていて、抗酸化作用に優れ、抗老化作用も注目されている植物です。
漢方薬としても古くから重宝されているものなのだそうです。
湯色はほぼ透明で、口元に運んだとたん、ほんのり甘い香りと生姜のような独特の香りが湯気とともにふわっと体に入ってきます。
一口飲むと、舌で感じる味というよりも鼻で味わうという感じで、生姜のような刺激は全くなく、爽やかな味わいが心と体に染みわたりました。
ほっこりする。
まさにそんな時に飲みたいお茶です。

#月桃茶/ババグーリ/ヨーガンレール

ごはんとおやつと暮らしの道具店コケット
大分県中津市京町1484-6
Tel. 0979-22-8234
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#カフェのこと・暮らしの道具のこと

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真夏のポケットショール

コケットはカフェですが、雑貨も販売していますし、ネットショップも運営しています。
ネットショップの運営もコケットのカフェと同じく、手作りです。
商品の写真も自分たちで撮影します。
演出は夫、撮影は私というのが、これまでやっているうちにだんだん出来上がってきた撮影スタイルです。

今日は、2018年秋冬商品の撮影。
真夏の炎天下でウールのポケットショールを羽織っての撮影は、かなりハードですが、モデルのお二人さんが頑張ってくれました。
さらにウールブランケットやウールのベレー帽など、照りつける日差しと暑さに耐えての撮影でした。
モデルになってくれたのは、夫の知人とコケットの元スタッフの女子ふたりです。
ふたりとも同い年の26歳、若っ!
これまでのコケットの画像は、たいていアラフォー・アラフィフだったので、突然の若返りです(笑)

夫婦ふたりだけで地味~にやっていた撮影が、だんだんいろんな人が関わるようになり、少しずつ深みと厚みが出てきたかなあ。
人も物もコトも少しずつ関係が広がって少しずつハッピーが増えて行く。
今日も誰かの笑顔のためにがんばります。

#ラプアンカンクリ UNI ポケットショール

 

ごはんとおやつと暮らしの道具店コケット
大分県中津市京町1484-6
Tel. 0979-22-8234
(金曜定休+不定休)

#カフェのこと

#暮らしの道具のこと

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