由布院へ

 
カフェをオープンして以来、家族で出かけることが出来なくなった。
何かを始めるって大変なことだ。
それが、家族を支える仕事となると並たいていのことではない。
父親も母親も仕事に追われ、何かと我慢することが多い兄妹を不憫に思う。
せめてもの思いで、年に一度だけ家族旅行をすることに決めた。
今回は二年目の家族旅行。
旅行先は久住高原だったけど、その話はまた後日するとして、今回その帰り道に、久しぶりに家族で由布院に立ち寄った。
由布院へ行くと、必ず行くところがある。
いや、私たちにとって由布院へ行く理由はそこへ行くためであり、他のどこへも寄らない。
マスター(夫)が若い頃お世話になった亀の井別荘へ。
観光客でひしめき合う通りを抜けて、こんもりとした林の中へ。
橋を渡ると別世界だ。
茅葺屋根の建物や江戸時代から続く酒蔵が木立のなかに佇んでいる。
夫にとってここは、修行の場であり、男子から青年への時を刻んだ思い出の地だ。
九州に移住して以来、何度か訪れている。
馴染みの顔がだんだん少なくなっているのは少し寂しいけれど、夫にとってここは特別な場所。
カフェコケットにとっても、いろんな影響を頂いて、来るたびに勉強させてもらっている。
私(妻)は、ここに来ていつも思うことは、お客様の表情がとても素敵なこと。
カフェコケットとは、ステージ(舞台)の規模がまったく違うけれど、コケットのお客様にも同じような表情をしてもらえるように、日々努力を重ねています。
お客さまの笑顔のために・・・
なんて、なんだか嘘くさいキャッチコピーみたいだけど、でも正直、私にとってそれが一番の喜びなのです。
充電完了!さあ、明日からまた頑張るぞ!