水が美味しくなる、銅の薬缶ってどうよ?

昔、近所に住んでいて、料理とお酒が大好きで台所道具なども何かとこだわって揃えているおばさんがいました。
そのおばさんは、いつも銅製の薬缶を愛用していました。
「この薬缶に水を入れて一晩寝かせて置いて、翌朝この薬缶から注いだお水でお茶を飲んだり料理したりするのよ。
カルキが抜けてとってもまろやかに味になるの。」
そういって飲ませてくれた薬缶のお水は、うちと同じ水道から出て来たとは思えないほど、まろやかで美味しいお水でした。

ただ薬缶に水を入れて置いておくだけで、水がこんなにおいしくなるなんて!

あれ以来、ずっと銅の薬缶には憧れがありました。
銅は、除菌・抗菌作用に優れ、塩素分解の効果があります。
つまり、体にやさしく美味しい湯を沸かすやかんにはもってこいなのです。
銅は、はじめは赤金色でぴかぴかに輝いているのですが、使い込むうちに飴色に深みが増してくる。
その経年変化がまたいいのです。

暮らしの道具は、いっしょに生活を紡ぐ家族のような存在。
日々、愛用の道具たちに暮らしが刻まれてゆく。
なんて素敵なことだろうと思うのです。

#東屋/銅之薬缶