東屋/銅之薬缶
暮らしの道具というものは、さりげなくいつも生活のそこかしこにあって、実はとても大事な存在だったりします。
使い慣れた道具ひとつ、無くしたり壊れたりしただけで、ものすごくストレスを感じたり、生活リズムが狂ってしまったりすることさえも。
だから、一生ものの道具に出会ったときには、もう本当に感謝感激なのであります。
この銅之薬缶もそんな暮らしの道具の一つかもしれません。
たかが薬缶、されど薬缶。
ちょっと高価かもしれませんが、きっとそれ以上の価値を感じられると思うのです。
はじめはこんなに美しく赤金色でピカピカのやかんですが、使い込むほどに深みを持った飴色へと風合いを増していきます。
いまではこんな渋い風合いになりました。
銅はだんだん「あたり」と呼ばれる黒ずみが付き、それが使い込むことでより一層深みを増してきます。
細く注ぎやすい口の形状と大きすぎない容量は、暮らしにちょうどいい2リットル。
銅は抗菌・除菌作用や塩素を分解する作用もあるので、沸かしたお湯を鍋まま保存しても美味しく清潔に保ってくれます。
銅は鉄などの金属に比べて軽いので、薬缶いっぱいにお水を入れても、重さに負担を感じません。
これからもコケットのカフェでどんどん姿を変えていくでしょう。
その変化の様子もお知らせしつつ、暮らしが刻まれてゆく過程を楽しむことにしましょう。
茶釜みたいなぽってりとした丸いフォルムが、なんとも愛らしいじゃないか。
持ち手の曲線は、片手での作業がしやすくてちょうどいい具合。
そして、なんといっても銅は、抗菌作用があり塩素を分解してくれるので、水の味が軟らかくなる。
ドリップしたコーヒーの味が格段に違うのだ。
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#水が美味しくなる、銅の薬缶ってどうよ?
東屋/銅之薬缶
【商品詳細】
満水容量 2.18リットル
素材 銅(底の厚さ0.6ミリ)
表面加工 内面/ニッケルめっき
製造 新光金属
制作 東屋
原産国 日本
Made in Japan
【注意事項】
この薬缶の表面は酸化防止加工を一切していない銅そのものです。
その為、開梱時に表面が多少酸化している場合がありますが、ご使用には問題ありません。
風合いとしてお楽しみください。
空焚きは危険ですので、絶対におやめください。
注ぎ口の脱落、把手やつまみの破損、内面めっきの剥離、本体の変形などの故障の原因になる他、火災などの重大な事故につながる危険があります。
水量の下限として、注ぎ口の付け根の上まで水を入れてお使いください。
注ぎ口の付け根に過度な熱が加わると、注ぎ口の脱落の原因となり、立ち消えによるガス漏れなどの重大な事故につながる危険があります。
満水の状態で火にかけないでください。
水の膨張や沸騰によって熱湯が噴きこぼれ、立ち消えによるガス漏れなどの重大な事故につながる危険があります。
また7~8分目でも火加減によっては噴きこぼれるのでご注意ください。
【お手入れについて】
ご使用後はよく洗い水気をふき取って乾燥させてください。
洗う際にはスポンジなど柔らかいものを使い、スチールたわしや磨き粉は使わないでください。
緑青を落とす場合は、酢と塩を同量もしくは塩を少し多めに混ぜて、布につけて磨いてください。
その後水洗いの上、水気をふき取って乾燥させてください。
東屋
いつも静かにそこにあり、たしかに役に立つ。
人のからだに、環境に、負担をかけずに作られたもの。
声高に主張せず周囲と調和するもの。
現代の生活様式に則って改良されが使いやすいもの。
使い終われば自然に還るもの。
優れた日本の名工がちによってつくられた、シンプルだけど使いやすく愛着をもって長く使える日用品を生み出しています。