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筒井時正玩具花火製造所

福岡県の南部に位置する自然豊かな「みやま市」。

筒井時正玩具花火製造所はこの地で80 年間、玩具花火を生産してきました。

3 代目・筒井良太が手掛ける線香花火は、今では稀少な純国産の一品。

火薬の量から紙縒の縒り方に至るまで、一つひとつの行程に職人の技が凝縮しています。

日本人は古くから花火を身近に楽しんできました。

その歴史は江戸時代にさかのぼります。

手持ちの吹き出し花火が主流であった当時は、花火は男性の遊びでした。

それを女性や子供も楽しめるように考案されたのが線香花火でした。

人々は線香花火を楽しむとき、火をつけてから消えるまでのそれぞれに名前をつけて楽しんできました。

日本らしいこのセンス、大切にしたい文化ですね。



筒井時正玩具花火製造所 蕾

1.「蕾」
火薬が玉のように丸くなりジリジリと小さな音をたてて燃え始めます。

筒井時正玩具花火製造所 牡丹

2.「牡丹」
バチバチと花のように膨らんだ火花がはじけます。

線香花火 東西の花火 ワラスボ 筒井時正

3.「松葉」
さらに火花が膨らんで松の枝のように伸びた大きな火花になります。

筒井時正玩具花火製造所 柳

4.「柳」 華やかな火花がおちついて、しだれ柳のような火花が流れ落ちます。



筒井時正玩具花火製造所では日本伝統の線香花火をつくっています。

いまでは日本唯一の伝統線香花火「スボ手牡丹」を作る花火製造所となりました。



線香花火 和紙 筒井時正

線香花火に使われる火薬は0.08グラム。

わずか100分の1グラムの増減で、燃え方が大きく左右されます。

もっともシビアで、繊細な花火といわれる所以です。

専用の道具を用い、ひとつひとつ丁寧に火薬をもって作られる繊細な作業です。

線香花火 東の花火 和紙 筒井時正

手練れが作る線香花火は、途中で火の玉が落ちず、最後まで美麗なる火花を放ち続けます。

特に注意を払うのが、火の玉を受け止める「首」です。

ふくらんだ風船に針で文字を描くように、人差し指と親指に全神経を集中させて、強弱をつけながら撚っていく、職人技です。

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